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2016年11月3日木曜日

深める、って楽しいということを子どもにも知って欲しい。

1つの事を長い時間続けられないという子とは結構出会うことが多いです。

その多くの子が、「深め方が分からない」ために、次から次へと興味の対象が移り変わっているように見えます。

やり方が分かる、楽しみ方が分かる、楽しさが分かる…

そんな風になってくると、落ち着いてある程度の時間、1つの事に取り組めるようになってきます。

コロコロと遊びを変えながらも、表情を変えずに過ごしていようものなら、楽しんでいるところに水を差す気がする。
飽きっぽいから仕方ない。

などいろんな事を考えてしまうと思います。

でももし、「楽しみ方が分からない」というのだとしたら、教えてあげないとずっと楽しめずに「これは出来ない」「あれも出来ない」という思い込みに本人が巻き込まれてしまいかねません。

何か一つでも「深める」体験が出来て、それを楽しいと感じることが出来さえすれば、次から次へとその楽しみ方が波及することだって有り得ます。

「見守る」ということは、もちろん語義の通り、様子を見守ることもあると思います。
でも、様子を観察して成長に繋がりそうなことを探すための時間にしないと意味がないと思うんです。

「何事も無くて良かった」という見守りだけではなくて。

いえ、「何事も無くて良かった」の見守りなら良いんですが、「何事もしなかった」にだけは絶対にしてはいけないと思います。

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