今日はキッズクローバーひかりが丘での学習サポートの一幕を。
10月より、僕の仕事の都合で、これまで水曜日だった学習サポートを火曜日に移動して貰って2ヶ月余りが経過。
K君という小学生の男の子と定期的に過ごすようになりました。
水曜日の頃は、会ったり会わなかったりして、一緒に過ごすことが定着していなかったのですが、火曜日になりほぼ毎週学習の時間を過ごしています。
3週間前のこと。
K君が「そう言えば先生のしたの名前は?」と、ちょっとだけ僕に興味を示し始めたんです。
まぁ、僕も基本的にはテキトーですから、「ん?マイケルジョーダン(僕の中では『冗談』とかけていたんですが、小学生に気づかれるはずもなく(^^;)」
でもK君は、僕の予想を超えた喜びよう。
「この人、マイケルジョーダンっていうらしいよ」と周りに言って回るほど。
(マイケルジョーダン、本物は知らんやろうな)
そして今日と先週。
K君「マイケルジョーダン先生!勉強するよ!」と学校からキッズクローバーに帰って来たKが言ってきました。
水曜日の頃は、声を掛けても「家でするから」と空かしていたこともあるのに。
まぁ、良い傾向です。
ここから今日の話。
今日も自ら進んで学習室入り。
学習サポートと言ってもKに関して言うと、宿題をする訳ですが、課題設定や量も割りと適したものが出ていて、僕がたまーにヒントを出すくらいで進めていけます。
まぁ、集中力にムラはありますが。
今日はK君の他にも数人が学習室にいました。
K君「みんなマイケルジョーダン先生だよ」
と、やや高めのテンションで話始めて、周りの子を巻き込み始めました。
うん、嫌な予感(笑)
段々とテンションが上がる学習室。
その中で、一人黙々とドリルに向かう高校生T君が目に入りました!
よし、僕は彼を巻き込んで、雰囲気の立て直しをしよう、と決めました。
T君の横に行き、学習を見ることにしました。
やかましいお子ちゃま連中は、ひとまず置いておいて。
するとK君を始め、やんちゃな子達は調子に乗り始めました。
僕の背中を突っつくことから始まり、少しずつカンチョーみたいなことをしようとしてみたり、くすぐり攻撃を仕掛けてこようとしたり…
流す、流す、流す。
そのくらいじゃ、動じませんよ。
この雰囲気、立て直してやるからな、と大人の対応(笑)
…と思ったらバシっ!
(イタっ!)背中をどつかれました。
(コイツら~!)と頭に過るも、まだ大人の対応。
マイケルジョーダン「君らは暇人か!うっとうしいぞ」
(見とけよ~)
とだけ言ってTのサポートに戻る。
まぁ、この一言で収まるわけもなく(笑)
(さて、どうしたものか)…パコーン!!
今度は頭をノートだか教科書ではたかれました(笑)
痛くはないけど、頭に来ちゃったマイケルジョーダン先生(頭を叩かれただけに)。
マイケルジョーダン「痛い!調子に乗りすぎ。黙っていたらいつまでも!僕は君らのオモチャじゃない。」
静かに一喝。
さすがにK君も反省「ゴメンなさい(ボソッ)」
マイケルジョーダン「分かったら早く終わらせな。やることやらないから、人にちょっかい掛けたくなるんだよ」
K君「うん」
他の子達もみんな学習に戻っていきました。
子どもたちは若干気まずそうにしていますが、マイケルジョーダンとT君だけは、(やっと静かになったな)と、勝利のニヤリ。
エンジンをかけ始めたら子どもたちは、順調に宿題をしていきます。
終わった子から自由時間。
「ありがとうございました」と、妙にしおらしく学習室を出ていきます(笑)
そんな中、結局最後までかかっていたのがK君。
そんな彼が終わって口にしたのがコレ。
K君「終わった!マイケルジョーダン先生、ポーカーしよう!」
…。
人の頭をはたいて、雷落とされてそれか。
図太い(笑)
でも、それだけ関係が出来てきているって事ですよね?
ということで、時間ギリギリまでK君とポーカーに興じました。
お互いのことを知っていく、興味を持つ、これってとても大切。
そうして関係を作ったら、安心感の中で学習に向かえるものです。
関係を作って安心感で包み込む。
学習の細かいことが教えてあげられなくたって構いません。
それでも十分に、学習支援の入り口になるんです。
その安心感は、ただ受け止めるだけじゃ与えてることは出来ません。
いけないときには「いけない」と伝えて、建設的な方向へ導くイメージをしっかりと持つことです。
そうすると多少雷を落としたって揺らがない関係性を作り出します。
僕とK君の間にあるものはまだまだ細く頼り無い関係性かもしれないけれど確実に紡がれています。
マイケルジョーダン先生の学習サポート。
彼の居場所にしてあげたいものです。
もちろん、他の子もだけど。
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