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2016年12月14日水曜日

行動と感情の結びつけ

僕の中にある感覚的な話なので、これを一般化出来るように、というのが僕の課題ではあると思います。
でも敢えて書きます。

行動と感情を結び付けて考えたい。

これが僕の中にある、支援の基本だと思います。

目の前で起こった子どもの様子には当然、そういう行動なりを取る理由がある訳ですけど、「何があった?」だけでなく、僕は「どう感じている?」という問いを持って子どもたちを見たいし、子どもたちへの具体的な手立てを考えるための出発点にしたいと思っています。

例えば「ストレスが原因で落ち着かない」という様子があって、ストレスの原因まで特定出来ていて、ストレスの元を取り除くあるいは耐性を身に付けるという支援があるとしても、僕は「ストレスによってどんな感じなの?」という問いも向けたいんです。
そして、それを起点に関わりを展開したいんです。

支援とは違う例でも。
「寒さで震えている」という状態でさえ感情で見ていきたいんです。
体温を上げるために震えるんですが、「寒いなぁ」という感情で見たいんです。
「寒いなぁ」があるから、震えるし、身体も強ばるんです。

プールの場面でも。
泳いでいる途中で足を着くのも、「疲れたー」なのか「僕には無理だよ」なのか「イヤだ、やりたくない」なのかという具合に、やはり感情で見ていることが多いと思います。

それぞれの場面で感情を見ていって、その感情を支援というか、支えていきたいと思っています。

そういう視点で、子どもにかける言葉も選んでいるし、あるいは言葉をかけない、ということも選んでいるつもりです。

気持ちを立たせる、これが自立には必要だから。

今日、えるそるむなかたでの学習支援。
S君とのやり取りの際にすごく実感しました。
僕はこういう視点なのだと。

友達にちょっかいをかけるS君。
(なんでそんなにつっかかるんだろう?寂しい?怒ってる?)

指摘されると自分流の理屈を並べて正当化を試みる。
(なんで認められないんだろう←まぁ、これは指摘の仕方次第というところもありますが)

複数人同時に叱責をすると「知らんぷり」しようとする、あるいは他の人の話として叱責する側に回ろうと試みる(笑)
(なんでいつでも強い立場にいたがるのだろう?見てほしいのかな?)

…感情だけでなく思考もか。

表出している現象でなく、内面で何が起こっているのか…それが凄い気になります。

また次回も彼の内面を追いかけていきたいと思います。

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