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2016年12月15日木曜日

放課後の子どもの居場所。居場所があるから「誰と過ごすか」を選べなくなっていると知れば意識が変わる

今日の朝日新聞の朝刊「教育」欄が「放課後の居場所 進む支援」というものでした。

学童保育の様子や在り方、その他の子どもの放課後の居場所について書かれていました。

放課後、休日を「余暇の時間」と僕は言っていて、その時間の支援をしている立場としては、興味深い記事でした。

その上で、僕も子どもの居場所作りに携わっているから個人的な考えを。
本当に個人的なちょっと偏りがあるかもしれない考えを。
色々意見をどうぞ。

学童保育を始め、僕も学習支援でお世話になっている放課後等デイサービスなど放課後の子どもの居場所は様々です。
これらの役割はとても大きいと感じています。

それでも、やはり人が作った制度の中で生まれた場であるから万能ではありません。

それぞれの居場所には集団が出来ます。
その居場所が複数箇所に分散していることがほとんどです。(キャパとしても限界があるし、目的や方針、雰囲気などの違いもあるし、仕方がないですが)

すると、同じ場所にいる子同士は交流がありますが、別の場所にいる子同士は交流が少なくなります。

もちろん「少しでも、その子にあった場所」を選んでいると思いますから、「居場所」というところでは問題があるわけではないでしょう。

でも、そういう所属のようなものが無ければ、もっと自由に子どもたちは「放課後に誰と過ごすか」を選べる気もしています。

僕自身は特に、個別支援をして(しまって)いるから、気をつけて、その時間を有意義になるように意識を持ちます。

子どもたちとは仲良くなっていきますし、あるときには指導する立場に、あるときには友達のように、あるときには家族のように…ある種の演技者として、子どもにとって必要な存在でいられるよう努めますが、やはり同年代にはなれません。

「子ども同士で過ごせたかもしれない」時間を、僕に傾けてくれているわけだから、大切にしたいものです。

そういう中にいる子どもたちを受け入れているのだから、場作り、中身、丁寧に進めていきたいです。

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