お昼寝の時間はちょっと少なめで、日中にブリブリ活動する息子の晴哉。
その代わり、夜の寝かせ付けで苦労したことはありません。
1度寝てしまうと数時間(日によっては明け方まで)起きません。
でした。
それが、この数日、寝付きは悪いし、夜中にも何度も起きる、という感じでした。
心当たりが無いこともないんです。
実は、段々と寝相が激しくなってきまして、ベッドから落ちてしまいました。
(落ちないように土手を作っていましたし、万が一それを越えて落ちてしまっても怪我しないように布団を下には敷いていました)
寝かせ付けした後に家事をしていたら、落っこちてしまったのが数日前。
そこで、寝室のベッドの下に家族みんなで布団を敷き寝ることにしました。
寝る場所が変わったからでしょうか?
途端に寝付きが悪くなり、夜中にも泣いて起きることが続きました。
で、考えてみました。
彼が何故泣くのか?と。
で、僕の至った考えが以下の通り。
泣き方から不安そうな感じを受け取ったので、「なんで寝る場所が変わったのか説明してあげないといけないかも」と思いました。
10ヶ月の赤ちゃんに説明?と思うかもしれませんね。
でも大切なことだと僕は思いますし、この考え方に妻も賛成してくれました。
だって、生後10ヶ月だって「人」ですからね。
大げさに聞こえるかもしれないけれど、一生懸命生きている彼にも、敬意を持つ必要性を感じています。
話をする役は僕が引き受けました。
大体に於いて、僕が寝かしつけの役目を担っていることもあるので。
で、今夜寝かし付けの場面。
寝室で寝かせたら、また鳴き始めました。
晴哉「うわーーん、うわーーん!」
永田「晴、お話があるから泣きながらで良いから聞いてね」
晴哉「うわーーん!」
永田「晴、寝る場所が変わって驚いたよね?」
晴哉「うわーーん!うわーーん!」
永田「寝る場所が変わったのはね、あなたを守るためだからね」
(この瞬間から急に泣き声が小さくなりました)
永田「何日か前にね、あなた、ベッドから落ちちゃったでしょ?あなたが毎日毎日少しずつ大きくなって、出来ることも増えてきて、身体も上手に使えるようになってきて」
(すすり泣き)
永田「お父ちゃんもお母ちゃんも、あなたの成長をとっても喜んでいるんだけど、少しあなたの成長に追い付いてなかったみたい。それで、『大丈夫』と思っていたら、あなたがベッドから落ちるような状況にしてしまったの。」
(完全に泣き止んでいました)
永田「それで、お父ちゃんとお母ちゃん、反省してね、考えたの。『もうあんなビックリするようなことさせたくないよね、ケガさせたくないよね』って。それで、ベッドの下でみんなで寝ることにしたんだよ。あなたが安心して眠れるように。お父ちゃんとお母ちゃんも安心して眠れるように。そうしたら、昼にもみんなでニコニコ出来るからね。だから、安心して寝てね。寝る場所が変わってもちゃんと側にいるからね。いいかい?大丈夫だからね」
(指をしゃぶって寝入りました)
本当に解釈のレベルだけど、僕は話したことが伝わったと信じたいです。
よく「この子、よく分かってる」と、赤ちゃんに向けて話をしている大人いますよね?
うちもそうです。
よく夫婦で「本当によく分かってるね」なんて言い合っています。
仕事でも、重度の知的障がいを持っている子相手でも、「よく分かってる」的な話をすることってあります。
なのに、説明をするときになると「言っても分からない」ということを考え出すんですよね、何故か。
「分かってる」んじゃなかったの?と思うわけです。
そりゃ、言葉の一語一語が分かるかどうかは知らないけれど、伝わるものはあるはずです。
それをその時々で「分かってる」「説明してもらうと分からない」と使い分けるのは、周囲の都合で、怠慢だと思うわけです。
僕はこれからも晴哉に対しては、何かあれば説明をしてあげたいし、そうやってやり取りを今のうちから重ねてあげたいと思っています。
今、夜中の2時。
少なくとも昨日よりはよく寝ています。
「親バカ」かもしれませんが、伝わって、幾分か安心してくれたんじゃないかな?と思います。
「親バカ」で良いです。
「バカ親」にはなりたくないから。
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