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2017年4月30日日曜日

永田的、苦手克服のために「紛らわし」を上手に使うための6つのポイント

「紛らわし」
この言葉に良い意味を見出だすのは難しいかもしれませんね。
根本とか本質から目を背けているニュアンスが漂っている気がしますし。

でも、上手に使うことで、苦手を克服できることも大いにあります。

僕自身の使うときのポイントは以下の通り。

・紛らわしは、「苦手なこと」の回避ではない
・紛らわしを使いながら「苦手なことそのもの」に取り組んでいく
・対象児者の「イヤイヤ」が出る兆しが見えたときに使う
・「イヤイヤ」が出始めたら、それと同等程度のパワーバランスで紛らわしを使う(抑圧になってもダメだし、弱いと却って嫌な印象が強まるだけになるかも)
・「紛らわし」を使っているという自覚を持ちながら行う
・目を背けさせるのではなく、「苦手なこと」を楽しめる、という方向性を持たせる

この辺りでしょうか?

上手に使うと新しい体験作りがしやすくなります。

先日、ある子が「ここへ行くときには、必ずここを通らなければならない」というこだわりを持っていることが分かりました。

まぁ、別に他の道を通らなければならない訳でもないのですが、万が一「その道が使えない」ということになったときに不自由するだろうと思い、そのパターン崩しをしてみることにしました。

普段は通らない方の道へ誘導しようとしたら、瞬間的に体を強ばらせたのを感じたので、手を繋いで元気に手を振りました。

続いて「幸せは~歩いてこない~♪」と歌を添えました。

手をブンブン振りながら「幸せは~♪…」

端から見ても楽しそうでしょう?

そうやって周りも微笑んじゃうくらいの空気を作ると当然本人たちは自然と楽しくなってきてしまいます。

そうやって普段は通りたがらない道を歩く体験をしていくんです。

紛らわしを「苦手なことを回避する」為に使う人もいます。

でも、それって先送りになるだけで、いつか不自由することが来るかもしれないんです。

「先送りにしたり、ずっと付き合うから良い!」って思うかもしれませんが、困っているから先送りにしているんでしょう?

ずっと付き合う、と言っていても愚痴をこぼしているじゃありませんか?「うちの子はこういうこだわりがあって…。」みたいにして。

そういう不自由さをなんとか出来んかな?と考えていくのが、ぐるんぱの、僕の根っこ。

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