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2017年4月20日木曜日

「姿」が含む「訴え」

学習の休憩中、分度器を手裏剣に見立てて遊び始めた六年生のH君。

H君「見ていてください」
永田「うん」
H君「ほら!」
永田「強そうやね」

しばらく投げては拾う、を繰り返していました。

H君「見ていてください」
永田「うん、見ているよ」

確かに僕は分度器を投げるH君、そして手裏剣の行く先を見ていました。

でも、何かしっくりこない様子のH君。
そこで、投げた後もH君を見続けてみました。

すると彼は投げた後にこちらに可愛い視線を送ってきていました。

目を合わせて笑顔を返すと満足気に、自ら学習机に戻ってきました。

彼が「見ていてください」というのは、「僕の『姿』を見ていてください」だったんですね。

「姿」「等身大」「心」…。
いろんな言い方があると思いますが。
「彼自身」の「訴え」が含まれていますよね。

こういうやり取りが大切、そう思います。
僕の関わりの土台。
学習にしても、 プールにしても。

問題が解けるようになる、泳げるようになる…。

そういうことも関係を深める要素ではあるけれど、土台はこちら。
間違いなく。

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