経験する、というのは勇気も自信も必要です。
今日プールをしたEちゃんは、これまで「一緒に」クロールの練習をしてきました。
僕の腕に掴まりながら、両手を順に回して。
まだまだ泳げる、という段ではありませんが、来るべき時に備えて「1人で」泳ぐという練習も始めてみました。
直ぐに練習の意図は察したEちゃんで、最初は、これまで積み重ねてきた「自信」が後押ししたのですが、当然まだ出来るわけではなく…。
失敗してしまいます。
そこを克服する、その為の練習です。
2回目になると、まだ上手く出来ないことが見通せるので、葛藤が始まります。
この葛藤が大切です。
子ども自身にとっても大切ですし、支援者にとっても、その様子を知ることはとても大切です。
葛藤の仕方で、子どもの現状が把握できると言っても良いかもしれません。
勇気を支えるのは自信だし、自信を支えるのは経験だし、経験を得るためには勇気が必要だし…。
この循環の中で葛藤は起こっています。
その一種の心のカラクリみたいなものを見てあげると、どういう思いが表出して行動になっているのかが捉えやすくなると思います。
今日のEちゃんは、それが分かりやすかったです。
結局彼女は、僕からの注文に見事に応えて、素敵な笑顔を見せてくれました。
0 件のコメント:
コメントを投稿