先ほど書いた「遠足に備える、という話」の記事には、もう1つ別の側面があります。
記事中にも書いたように男の子は、集団の騒がしさが苦手です。
ですが、あの話をしているとき、彼の回りには一年生男の子が二人、中学生の女の子が1人、それに僕、支援員さんが二人同室にいました。
なかなかの人口密度です(笑)
その場で僕がしたかったことは、先ほどの記事に書いた通り彼の「準備」、ということが1つ。
それから、彼を「集団の輪に入れる」という事がありました。
彼の提供してきた話題で楽しげに話をしていたら一年生男の子は、気になって仕方がない様子で近寄ってきました。
「遠足」というキーワードは、チビッ子にはとても魅力的なんですね。
しかも、1人の一年生は六年生の子と同じ小学校。
ペアでこそありませんが、「僕も明日遠足」だと嬉しそうに輪に入ってきました。
もう1人の一年生も学校は違うけど「遠足」は気になる。
気になるけど、「遠足」は共通項でないから、「外遊び」のネタを持ち込んで、少し強引に輪に入ってきました。
ぎゃあぎゃあ、ワァワァなっていたら、中学生女の子もけん玉を持って参戦(笑)
六年生男の子を輪の中心に置き、彼とそれぞれの子との共通項を引き合いに出して場を作ってみました。
それはそれは賑やかで、一見バラバラなんですが、六年男子は必ず噛んでいる。
そういう場になりました。
忙しく目も耳も気持ちも、六年生男子は、周りの子に傾けていきます。
「集団の騒がしさが苦手」という割には、器用に切り替えをしているではありませんか。
僕との話題に付き合い。
一年生Aが同じ小学校ということに少し喜び。
一年生Bが外遊びネタで釣竿のオモチャを持ってきて使い方を尋ねられ…その竿が壊れているから「壊れているから直してみぃ」と僕から無茶振りされ。
中学生女の子のけん玉の達人ぶりに目を見張り。
うん、この過ごし方で良い。
輪の中にいる六年生男の子は、とても嬉しそうでした。
途中彼は、僕にオヤツを分けてくれ(笑)、一年生にもオヤツを分け…。
集団が苦手な子が、ですよ♪
良い時間だった。
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