先日、このブログの中で「実はバイトをしています」ということを告白しました。
それは今現在も進行中のことです。
今日は、働くことに対する意識について。
少し「働く」ということについて考えていただきたい人がいまして…。
あわよくばその方がこの記事を読んで、何かを考えるきっかけになれば、と思って書いております。
今、僕は日中にぐるんぱの活動をして、その日のすべての支援を終えてからバイトに行っています。
(23時という時間から開始なので余程でない限りぐるんぱのことでは、その時間に連絡等もないし、短時間ですので、翌日の仕事についても影響はありません。)
僕はぐるんぱの活動としてはもちろんプロ意識を持って取り組んでいます。
まだまだ脇が甘いところはあるかもしれませんが、支援の質もそれ以外のことも高めていきたいと思っています。
もう一つ、その夜中にやっているというパチンコ店の清掃業務のバイトについてもですが、その時間についてはやはりお金を頂いている以上は、プロ意識を持って取り組むことを心掛けています。
自宅を掃除するのとはわけが違います。
会社がクライアントから業務を委託されていて、アルバイト社員らを使いながら、契約内容に沿って職務を履行するのです。
僕は、その時間に関しては、その会社の、組織の一員なわけです。
自分の本業であろうがなかろうが、働く理由が何であろうが、です。
クライアントからクレームが出ないように、満足してもらえることを目指して誠意をもって業務に取り組みます。
クライアントは「清掃業者」に「清掃のプロ」として依頼をしていますし、短いとは言え会社で研修もしてもくれますし、働き始めてからも現場指導のようなものは行きわたっています。
その中で働いている以上、その時間はアルバイトであったとしても「清掃のプロ」として振舞うべきなのです。
よくアルバイトだと「どうせ時給制で、頑張っても給料が変わるわけではない」なんて横着なことを言い出す輩がいますが、それは違います。
楽できるわけがないのです。
「忙しくて、社員だけでは人手が足りない」からアルバイトを雇っているのですから。
社員に比べて給料が安いのは当然。
負う責任も業務量も違います。
時給は、僕らの持つ時間を「会社のために使う」その対価として会社が保証してくれているものです。
会社は僕らに賃金を支払い、僕らは時間を会社のために使うのです。
手を抜こうとする人に支払うお金などどこにもありません。
それはどの企業でも同じ。
僕は、夜はそうやってアルバイト社員となって働きますが、日中はぐるんぱの主宰です。
今、女子大学生に女性の更衣のサポートを依頼しています。
そこにも謝礼としてお金を僅かばかり支払っています。
彼女たちの時間をぐるんぱの活動、生徒のために使ってもらっている対価として当然です。
「勉強だから」と言って受け取ることを躊躇する謙虚な学生さんもいらっしゃいますが、無償ボランティアは求めていないんです。
責任感を持って子どもと関わって欲しいのです。
いえ、もちろんそんな大した額ではなくて、申し訳ないのですが、それでも謝礼が有るのと無いのとでは絶対に違います。
そして幾分かでも彼女たちには学んでほしいという願いも持っています。
まず、無責任に休まれることは依頼してから一度もありません。
もちろん、彼女たちがお金だけでそうしているわけではありません。
生徒との関わりを楽しんでくれているから、というのがあるのは言うまでもありません。
(自分で言うのもなんですが、彼女たちが「来るのが楽しみ」と思えるような準備もしています)
特にこちらから注文したわけでもないですが、彼女たちが感じたこと、気になること、「更衣室でこんなことがあった」ということ…丁寧に報告してくれます。
彼女たちもあの時間は間違いなくプロ意識を持って携わってくれています。
そしてその意識がそうさせるのでしょうが、彼女たちの中には就職を控えた子もいます。
「だれか後輩とかで良い子がいたら紹介して」とお願いしたら、これまたとても素敵な子を引っ張ってきてくれます。
その紹介された子もまたプロ意識を持って向き合おうとしてくれています。
実に頼もしい。
ちょっと話が横道にそれましたが、無償ボランティアとは違う、という意識が彼女たちの中にはあるのです。
間違いなく。
もちろん無償ボランティアを否定するわけではありません。
そういう力が大きいこともよく知っています。
そういう力に助けられることもありますし、これからもあると思います。
ただ、お金というものに価値がある以上、支払う方にも受け取る方にも責任とか覚悟とかが生まれるのは間違いない事実だと思うのです。
自分が受け取っているお金が何に対する対価なのか、よく考えなくてはいけません。
ここまで拘束時間の話を中心にしているように映ったかもしれませんが、もちろんそれだけではありません。
仕事に丁寧に、向き合うためには準備も必要です。
それも含めた対価であることが大半ではないでしょうか?
働いて受け取るべきものは正々堂々と受け取ればいいのです。
別にお金は汚いものではないですから。
ただし、受け取ったら誠意を持って仕事に向き合うべきです。
それは金額ではありません。
例え、1円でも10円でも受け取ったらプロ意識を持たなければ。
そういう覚悟とか責任感が負えないというのであれば、自分の気分次第で出入りできるような仲良しこよしの集まりを作ればいいのです。
(そんなところに人は集まらないでしょうが。出来たとしても直ぐに空中分解ですよ…対価が「お金」以外である場合ももちろんあるでしょう。そこに価値があればもちろん続いていくものですし、それは単なる「仲良しこよし」ではない集団へと育っていきます)
僕の知る「プロ」の人たちは、いつでも正々堂々としています。
お金も受け取るし、それに見合った、あるいはそれ以上の仕事をしていきます。
僕は少なくともそういうところを目指したいですし、そういう人たちと付き合っていきたいです。
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