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2017年12月1日金曜日

理不尽さから子どもをいかに守るか考えていきたい

「社会に出たら理不尽なことって多いじゃないですか」
「こういうことって社会に出たらたくさん出会いますよね。その度に仕事を辞めたりする訳にもいかないじゃないですか」

この数か月、こんな大人の言葉に何度出会ったことでしょうか…


指導的立場を取ることが多い僕は、やはり「すべきことはしよう」「出来ることはしよう」というのが基本的な方針。
愚痴を言ったり、ため息をついたり…そういうことをしながらでも「すべきことはしよう」「出来ることはしよう」という立場を取ります。

だけど、子どもに理不尽さを押し付けたくはありません。
大人が「道理だ」と思っても子どもにとって「理不尽だ」と感じることからは守ってやりたいと思います。

待ったり、助け舟を出したり、逃げ道も用意したり、話をしたりしながら子どもが納得して、腑に落ちるところまで見届けることを心掛けています。

まだまだ技術として手立てとして不足で、僕自身ももしかしたら理不尽さを押し付けてはいないか?と反省もします。

だけど「理不尽なことって多いじゃないですか」というような、大人自身が「理不尽だ」と自覚しているような関わりは良くないと思います。

それって大人自身が「理にかなっていない」ということを認めていること。

そういうことからは、子どもを守らなくてはいけないと思います。


非科学的なことは探究していける。
だって、これまでの科学だってそうやって進歩してきたでしょう?

だけど、理にかなわない、非論理的なことには賛同できないです。
救いがないです。


もちろん社会に出たら理不尽な目に合うことはあります。
いろんな価値観の人がいますから、自分にとって道理でなければ理不尽だと感じるものですから仕方ないことかもしれません。

だけど、まだ社会に出ていく前の子どもたちに「理不尽さに対する免疫づくり」みたいな一見聞こえの良いことを振りかざして、大人の道理を押し付けるのは順序が違う気がしてなりません。

そういうことで自尊感情を傷つけて成長していって何になるのかが分からないです。


今夜、とある中学生と話をしていて強く感じました。
彼は理不尽さに晒されてとても悩んでいました。

彼に僕ができること…考え抜きます!

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