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2015年12月21日月曜日

受容することの難しさとその先にある楽しみ

愛犬の散歩をしていましたら、突然歩きたがらなくなりました。
「ボクはそっちに行きたくない!こっちに行きたい!」と主張し始めました(笑)

ワンちゃんと一緒に暮らしている方は経験したことのある方も多いはずです。
我が家のとわもしょっちゅうそんなことをしています。

今日はそんな愛犬の様子を入り口にブログを更新していきます。


この自己主張、とっても大切なことだと思っています。
それは人にとっても、我が家の愛犬のように人以外の生き物にとっても。

これをさせてもらえないと自分らしさの形成などできたものではありません。
いつも受け身で、指示待ちしてしまって、気が付けば人に言われるまで自ら動くことのできないお人形さんのようになってしまいかねません。

正直、受け身で指示を待つというのは楽なんです。
そのうえ、人間は楽な方楽な方へと流れがち(笑)

楽なことばかりしていて、「楽なことを選ぶのが自分らしさ」…いえ、それは僕は違うと思います。
選んでいるように錯覚して、選べなくなって与えられるのを待っているのだと思います。
そこから抜け出す勇気が必要です。


小さい子供を見てみてください。
ご自身の小さいころを思い出してください。

いろいろなことに興味を持っていませんでしたか?
それに対して自分から働きかけたり、それに執着して自己主張して親を困らせたりしたことがありませんでしたか?
あるいは、記憶がないくらいに小さいうちにはほとんどの子がしているはずなのです。

話を少し戻します。
そう、自己主張ってとても大切なのですが、いつもその主張が通るとは限らないし、親の側からすると毎回通すわけにもいきませんね。

親としての自己主張もありますし。
そこが子どもとぶつかるところでもあるのです。


子どもの方からすると、親の要求を呑むのにすごい葛藤があると思うのです。
うちの愛犬もしばらく葛藤をして、渋々、僕の指示する方へ歩き出します。

で、大切なのはこの葛藤の後だと思っています。
家の愛犬の場合は、自分の選んだ道とは違う道でも、直に散歩を楽しみだします。
子どもたちにしても、葛藤を乗り越えた後に楽しみが待っているといいと思います。

その「楽しみ」は、子どものご機嫌取りである必要はありません。
例えば、達成感や共有することの気持ちよさを知るなどです。

相手の要求を受容して、その結果初めての経験を乗り越えて「達成感」を得るとか、受容して一緒に体験を共有して誰かと何かをする気持ちよさを経験するとか、そういうものであるといいと思います。


相手が葛藤を乗り越えたことを労い、一緒に乗り越えた先の楽しみを共有していくことが大切だと僕は考えています。

もちろん、ここで書くこと以上に実際に目の前の子どもたちとそういうことを共有することはとても労を伴います。
「そんな簡単に書きやがって!」とお叱りの声が聞こえてきそうですが…

僕の仕事のスタンスはこういうところです。
でないと、子どもが「右」と言えば右、「左」と言えば左を向かないといけない関係になってしまいます。
自己主張と受容のバランスがとても大切です。

自己主張をさせてもらえないと自分を出すことを怖がるようになるし、自己主張だけだと周りと歩調を合わせられなくなります。
それぞれが相手の要求を折り合いつけて受容して、その先にある楽しみを共有していくことが健全なコミュニケーションの入り口だと考えています。


特に子供のうちは自己管理にも限界があるので親が管理する部分とその割合が高くなります。
いろんなことを勉強して、体験して、考え方を少しずつ広げて、それから時期にあった自己主張をしていくことが健全さを育みます。

背伸びして自己主張をしてみても、周りは冷静に当人を見ていますから、到底受け入れられない、ということを伝えているに過ぎないのですが、なかなか面と向かうとお互いにそういうことを冷静に考えて伝えることまではしにくいですよね。
でも、それをコツコツとしていくことで、人付き合い、自己主張、譲歩…そういったものが心地よく感じられるようになってくると思うのです。
そうなってくると「おまかせ」という楽なことを選択することは少なくなってくるのではないですかね?

散歩の一幕から、こんなことを考えました。

さ、僕も書くばかり、言うばかりでなく、実践です!

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