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2015年12月29日火曜日

紙に書き出してみる

誰か一人の支援をしようと思った時に、その対象の人が、どういう人物かということを知っていくことはとても大切だし、基本中の基本だというのは別に、福祉とか教育の仕事をしている人でなくても分かっていただけると思います。
その「どういう人物か」という枠組みが大切です。

名前、年齢、性別、性格、体格、家族構成、家族との関係、家庭外での人間関係、悩み、得意不得意、健康状態、趣味、食べ物の好き嫌い、利き手…とにかく、関わる上で必要になる、あるいはなるかもしれない、ということで得られそうなものは事前に情報として集めます。
それプラスαで、実際に顔を合わせ始めたら、自分で感じたことなんかを情報として整理しながら関わっていくわけです。

その時にあくまで「情報を提供してくれた人からの視点である」ことを忘れてはいけません。

家族から見てそう見える。
僕にはこう見える。

という具合に。

それって僕らが家族と仕事と友達と、それぞれと過ごす時に無意識のうちに立ち位置を切り替えることがあるように、支援の対象者も同じように、それぞれの場面で見せる姿が違う可能性があるということです。

自分が直に接して得たものでなく、誰かから提供された情報は特に「そうなんですね。そういう風に見えているのですね」という心持で情報を得るくらいで良いと思っています。
自分がかかわる中で得た情報も「僕の前ではあなたはそういう姿を見せてくれるのだね」と、このくらいでいいと思っています。

「それって冷たくない?」と思われそうですが、寄り添い、必要な支援をするためには、どこか渦中にいるようでいないというスタンスが必要だと思います。
当事者らと全く同じ視点まで落としてしまうと、見えなくなってしまいますから。
同じことで悩む支援者なんか必要ないですからね。
当事者らの悩みを知った上で、当事者らとは違った視点、違ったことで考えていかなくてはいけないと思っています。


情報を集めると、対象者が「どういう生活の中に身を置いているか」が見えてきます。
そこからが本当のスタートだと思います。


そういうことを思った時に、「自分自身がどういう立ち位置に身を置いているか」客観的に見る練習も絶対的に必要だと思っています。
そうすれば自分の躓きの原因も知れるし、自分の状態を知れます。

そのために僕がたまにしているのが、紙に書き出すということです。

自分が支援を行う際に欲しい情報を、自分のことで考えてみて、書き出してみるのです。

書き出すというのが重要です。
書き出すことで、客観性が増しますからね。


良い支援をしようと思ったとき、自分の状態や自分自身のことを知ることが全体に必要だと思っています。

でないと、気づきが遅くなり、気が付いたらドツボにハマっていたなんてことになりかねません。



紙に書く、何か困ったときほど、シンプルな方法が良いと思っています。

年末の大掃除やら年賀状も少し落ち着き始めている(と思いたい)ので、そろそろいっぺん、紙に書き出してみるかな。
来年の目標なんてたいそうなものでなくても、何すべきか、ということくらいは見つけやすくなるかもしれないですから。

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