小学6年生K君との作文。
今日はウォーミングアップを終えた後、佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」の感想文を書くことにチャレンジしてもらいました。
いや~、この課題は難しかったと思います。
何が?って「書くこと」が。
僕の知っているK君は、賢く敏感で、味わうことも出来る子です。
ただ、「書く」「作文」という成果物として仕上げることがとにかく苦手な彼。
解釈も感じ方も別れるであろうという作品。
それでも敢えて、「100万回生きたねこ」を彼への課題に設定してみました。
もうすぐ小学校を卒業し、中学生になろうとしている彼。
1度は触れておいてほしい作品だと思って。
案の定なかなか書き始められませんでした。
絵本を渡してから40分、ページを行ったり来たりしていました。
もちろん、書いて欲しいというところもありますが、読んで何かを感じて、何かを考えて欲しいと思いました。
頭を垂れながら、悩んで欲しかったし、考えて欲しかった。
文を読み、画を見て…
いろんなところに思いを巡らせて…
とても良い表情でした。
一時間丸々感想文に使いましたが、全然ペンも進まず。
でも、間違いなく「感じる」と「考える」を繰り返していました。
それが大事だと思いました。
今日の時間は間違いなく、彼のなかに種を撒けた、そういう、その場でしか味わえない手応えが僕の中にはありました。
時間が迫ってくれば、くるほどに表情が良くなってきていました。
書けていないのに(笑)
不思議な感じでした。
意地悪な永田は一時間の間、ほとんど口を開かず、彼の葛藤をニヤニヤと眺めていました(笑)
喋るの大好きだから、黙っておくのキツかった~(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿