年末のレッスンが早めに終わったEちゃん、3週間ぶりのプールのレッスンでした。
久しぶりのレッスンでも、しっかりと流れは覚えていてくれて、レッスンは本当に流れるように進んでいきます。25メートル泳ぎきったらニコッと「で(き)た」という姿がチャーミング過ぎる彼女。
プールが彼女の楽しみになってきているという、感じがして僕も楽しくて仕方がありませんでした。
背泳ぎも自分で浮かべるようになってきました。
頑張っています、Eちゃん。
そんな彼女の中に今日、「いいなぁ」が芽生えてきているのを見つけました。
隣のレーンを気持ち良さそうに泳いでいた高齢の女性を、泳ぎながら横目で見ていました。
いろんな人が泳いでいるプールで、その人より上手な方は他にもいらっしゃるんです。
でも彼女は、その人を見ているんですよね。
その方が歩行をしているときでさえ。
何かEちゃんを惹き付けるものがあるのかもしれません。
でも、Eちゃんの表情から僕が印象として受け取ったのは「いいなぁ」だったんです。
「気持ち良さそうに過ごせていいなぁ」
言葉での発信がほとんどない彼女ですが、そんな言葉が聞こえてきそうな表情でした。
受け取ったら返さないといけませんよね?
僕が返したのは「Eちゃん、あの人も少しずつ練習してきて、気持ちよく泳げるようになったんだよ。あなたも1つずつ練習したら、ああやって楽しめるようのなるからね」でした。
フフフ、と声を出して笑ってビート板を持ち直して泳ぎを再開しました。
確かなことは言えないけど、「いいなぁ」という憧れみたいなものだったんじゃないかな?
地域には、いろんな生き方、楽しみ方、頑張り方のお手本があるんですよね。
いろんな人、もの、経験に触れて、世界を広げていって欲しいと思います。
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