写真が掲載できないのが残念なのですが…子どもの創造性に触れて年明け早々に驚かされた、というエピソードをご紹介します。
僕がお世話になっている放課後等デイサービスえるそるむなかたの子どもたち。数人の中で少し前からブームになっているのが折り紙。
始まりは折り紙で作った独楽からではなかろうか?と思っています。
初めから熱を帯びたようなものではなくて、一人の子が持参した折り紙製の独楽に「お、なんそれ?」と数人がちょっと興味を示していました。
真似をして作る子が現れました。
折り紙独楽ブームは、一旦、数日で下火になりました。
けれど、それを機に折り紙に頻繁に触れる子が、現れ始めたように思います。
これが11月中旬頃。
細々と細々と折り紙への情熱を、恐らく子どもたち自身も意識的に膨らませたというものではなかった、のではないかと思います。
なんとなく折り紙っていろんな事出来るな、くらいには思っていたかもしれませんが、表面的には静かに子どもたちの中で「折り紙に触れ続ける」くらいのものでした。
だけど、この「続ける」ことで、きっかけを待っていたのかもしれない、とも思います。
そのきっかけが何だったのかはまだ確認出来ていませんが、「紙相撲をした」「強い紙相撲を作りたい」「大きい、重いものが強い」「よし、大きくしてみよう」くらいにシンプルなものだったかもしれません。
子どもたちの中で「巨大紙相撲作り」がブームになりました!
(メインは高学年の男女二人が競っていたようです)
その思いが表出して支援員の目にも触れるようになってきたのが12月に入って直ぐの頃でした。
僕の目に入ったのは、折り紙を7×7に張り合わせて作った紙相撲。
これでも僕は驚きました。
49枚を張り合わせるだけでも相当な労力ですからね。
そして、冬休みまでも、冬休みに入ってからもコツコツと試行錯誤を繰り返していたのでしょう。
年が明けて、僕のもとに支援員さんから報告が届きました。
「小1のS君と同じくらいの大きさのものが出来てます!」と。
写真を送ってもらったら、確かに大差ない巨大紙相撲が出来上がっていました。
19×19の361枚を張り合わせたようです。
これはスゴい。
本当にスゴい。
まるでモザイクアートのようにいろんな色が混在する1枚になった折り紙から作られた巨大紙相撲。
作り上げた子どもも得意気でしたが、お兄さんたちの創作に大興奮の低学年の子どもたち。
こういう経験が、多分遊びを伝えていくのでしょうね。
更なる工夫を生んで「こんなことを先輩はしていた」「僕らはこんなことをした」「じゃあ君たちは?」みたいな、言葉にならない、やり取り、経験としての伝承が。
楽しみですね♪
0 件のコメント:
コメントを投稿