息子とアンパンマンのビデオを見ていました。
「アンパンマンとジャムおじさん」という話で、アンパンマンの小さいころ(そんな時期があったことに驚きました)の話です。
上手に飛べなかったアンパンマンが、「風と仲良くなる」ことで上手に飛べるようになる、という回想です。
話の大筋は以下の通り。
まだアンパンマンは上手に飛べなくて悔しい思いを繰り返している。
ある日、アンパンマンとパン工場のみんなでワゴンにパンを載せて配達に行くことになる。
その道中、険しい山道でワゴンが崖から落ちてしまう。
咄嗟にアンパンマンはワゴンを追いかけて崖に飛び込む。
ジャムおじさん、バタコさん、チーズはアンパンマンを案じて崖に向かって叫ぶ「アンパンマーーン!」と。
→この叫ぶ際、バタコさんとチーズは目に涙を溜めて困り顔、不安そうな表情で崖を覗き込むのですが、ジャムおじさんだけはキリッとした表情で覗き込んでいました。
アンパンマンが戻ってくることを信じて、待とうという決意のように見えました。
アンパンマンは、ワゴンを抱えて無事に崖下から戻ってきました。
パン工場のみんなはアンパンマンが無事に戻って来たことに安堵の表情を浮かべる。
アンパンマンは「ボク、上手に飛べたよ」と満面の笑みでみんなに報告をする。
ジャムおじさんが、嬉しそうなアンパンマンにかけた言葉が、そのアンパンマンの「飛べたこと」への共感を示す言葉だった。
→“ワゴンとパンを守った”という出来事に注目してしまうと、つい「ありがとう」とか言ってしまいそうだと思いませんか?
それを「そうだね」と、アンパンマンの喜びに寄り添うのですから、すごいと思います。
アンパンマンはやっぱりスゴいと思うんです。
でも、それって実はジャムおじさんが共感の達人で、そんなジャムおじさんが願いと想いを込めてアンパンマンを生み出したからなのかもしれないと思いました。
アンパンマン好きの男の夜のヒトリゴト。
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