ページビューの合計

2016年9月15日木曜日

ブレーキを踏むことを教える

気持ちの上のアクセルを踏むことより、ブレーキを踏むことを教える方が難しいと、個人的には感じています。
相談を受けていても、ブレーキの踏み方についてのことの方が圧倒的に多いと実感としてあります。

つまり「やってみようよ」と後押しする働きかけをするより、「ちょっと待った」の練習をさせる方が難しいということです。

なぜなら、アクセルを踏む時には夢中になれそうなものを用意してみたり、達成感が味わえたりして、気持ちが満たされることが多いですが、ブレーキを踏む時には、その意欲だったりこだわりだったりを一時的にでもセーブさせることになるので、本人にとってとてもしんどいからです。

でも、ブレーキは大切です。

周囲と足並みを揃えたり、マナーやモラル、ルールと言ったものを守ろうと思ったときに必要とされることが多いです。

ブレーキを踏めないときに、本人よりも周りが先に困り出すことも多いですよね。
それもまた、本人が困った感を味わえず、周りからの押し付けのような形になる原因かもしれません。

ブレーキを踏むとみんなと上手くやれる、そういう体験を実感出来るはからいを周りは用意すると良いのかもしれません。

そうすることで、ブレーキを踏むこと≠苦痛となり、ブレーキを践むこと=達成感へと繋がるのではないか、と感じます。

0 件のコメント:

コメントを投稿