例えば、字を書く、というとき。
ペンを持つ、書くスペースを見る、ペンの行き先を見る、手を動かす…。
細かくしていけばキリがないですが、いろんな要素が集合して、字を書くことが出来る訳です。
僕らは日常では、無意識に1つの動作として捉えている節がありますが、実はそうじゃないんですね。
こうやって、細かく見ていくことが療育の入口だという風に思っています。
細かく見ていく中で、どの要素が欠けて、動作としての躓きになっているのか探っていくわけです。
字を書くということが上手く出来ない時に「何故出来ないか」によって、やり方は全く違ってくるんです。
ペンを持つことなのか、座ることなのか、ペン先を見るのか、紙を見るのか…。
どの部分が抜け落ちているのかを探って、その取りこぼしきている部分に働きかけさえ出来れば必ず前に進みます。
そういう目をもっともっと磨いていきたいと思います。
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