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2016年9月4日日曜日

「こだわり」に「こだわらない」目線を持つ

自閉症スペクトラムの特性の1つに「こだわり」と言われるものがありますが、社会生活において不適切なものはもちろん、こだわりから離れさせる必要があり、練習する必要もあります。

社会生活に不適切なものは、いわゆる「問題行動」と言われるので、周りは一生懸命に働きかけをすることと思います。

それは大前提としておいておくとしましょう。

社会生活に不適切、とまでいかない「こだわり」について。

周りが危機感をなかなか持てないものについてですね。

不適切ではないのだけれど、端から見てて明らかに不自由しているであろうことを目にすることもあります。

そういう場合に決まって耳にするのが「こだわりですから」という言葉。

実際「こだわり」なのは確かです。
でも、支援者はあくまで「あ、この人との関係性の中で、そうあるんだな」くらいの目線でまずは見ることが必要なんじゃないかな?と思います。

「そうか、この子のこだわりか」なんて真に受けるばかりではなく、そのこだわりに対して、一情報として頭に置いておくにしても、まずは真っ更にして関わりを持って見ることです。

意外と「こだわり」抜きで、やり取り出来ることもあると思います。

それを「○○さんとだから」と括るのではなく、「こんな風にも出来る」とその子のこととして受け止めて欲しいのです。

意外と本人よりも周囲が「こだわりにこだわっている」ということもある気がします。

そう思わないと踏み込めない自分がいる、っていう話ですが(笑)

台風、どうぞお気をつけて過ごされてください。

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