1985年生まれ福岡県宗像市在住。西南学院大学国際文化学部卒業。 2008年福岡県警察に入職するが突発性難聴を発症し退職。 難聴や精神の落ち込みを様々なサポートで乗り越え、支援者という立場に回りたいと考え、2009年障がい児者支援団体に就職。障がい児者に療育的プール活動と学習支援活動を提供する指導員として勤務。 2016年福岡県宗像市で療育活動を提供する知的・発達障がい児者支援団体「ぐるんぱ」設立。知的・発達障がい児者、その他困り感を抱える子どもたちへの療育的プール活動と学習支援活動、福祉事業所顧問、保護者学習会主催などの事業を展開。一般企業へも発達障がい啓発・対応研修も行う。 「オムツの取れなかった10歳児がプールを始めて3か月でオムツが取れた」「家庭学習が定着した」「自傷・他害行為が減った」「従業員の仕事効率が上がった」など各家庭や社会生活に寄り添う支援を実践。 お問い合わせは、下記のいずれかへどうぞ。 メール:gurunpa.munakata@gmail.com 電話:090-5724-0660 ぐるんぱHP:http://gurunpa-munakata.jimdo.com/
ページビューの合計
2020年12月23日水曜日
「風邪を引かないようにね」
2020年12月21日月曜日
誰でもお仕事出来る仕組みを目指して
就労継続支援B型事業所「こみこみ」では、ラーメン店を運営しています。
ラーメン店、というと難しい作業を思い浮かべていたりしませんか?
多機能型事業所こみこみの、就労継続支援B型では、道具や環境、に配慮しながら、作業に取り組んで貰える工夫をしています。
例えば、「玉ねぎのみじん切り」もこんな道具を使うことで、誰でも同じ作業結果を出せます。
こういう作業の積み重ねで一杯のラーメンやチャーハンが出来上がります。
「私でも出来るかな?」と思う方も是非!見学や体験に来てください!
一緒に「こうしたら出来る」を発見しましょ!
2020年12月15日火曜日
2020年12月14日月曜日
目の前の課題が、何につながっているのか?
2020年12月7日月曜日
1人飯を楽しむ
2020年12月1日火曜日
違うことをすると違うことが見えてくる
今日はデイ・ワークセンターこみこみのスタッフとして就労部会に参加してきました。
就労部会では事業所間での情報共有と学びの機会として、事例検討が行われます。
今までとは違う視点、支援に出会えて、素敵な学びの機会となりました。
これから出会う青年たちとどのように伴走していくか?を考える手札が増える実感を持ち帰ることが出来ました。
手札、というと語弊があるかもしれません。
手立てに傾倒することなく、人生の選択肢を提案していくということや世界を拡げるという支援の根っこに繋がるものに、時間を掛けて落とし込んでいきたいと思います。
こういう機会も、こみこみでの支援も…僕自身が行う支援の幅や奥行きを作るために必要なものになっています。
今までと違うことに着手すると、当然違うものが見えてきます。
そういう当たり前のことを再確認できている気がします。
2020年11月27日金曜日
「お母さんは、一番大事なんよ」
一緒に学習をしている中学生のT君。
口癖のように「オレ、お母さん大好きっちゃんね」と言います。
僕から見てもとてもいい関係のように見えます。
お母さんも彼のことが大好きなんでしょう。
とても温かいまなざしを感じます。
じゃ、お父さんは?w
と言うと…「好かん」らしいですw
話を聞いていると…多分似ているんでしょうね。
お母さんの取り合いみたいな印象を承けます。
なんか僕は、彼の話を聞くととてもほっこりするのです。
2020年11月20日金曜日
より良い業務体制を目指して
11月2日には、多機能事業所こみこみが開所し、12日にはB型の出張所として登録もしているさつまラーメンがオープンしました。
いざ運営を始めてみると、想定外のことも色々と起こりまして…
「支援の質」というところに重きを置くために、それから私たち支援者自身もイキイキと業務を行っていけるように、というところに立ち返り、業務体制の見直しを行いました。
新しく場を作ったり、新しい展開をしていこうとするときには、必ずと言って良いほど“山場”が現れます。
この“山場”を越えながら、事業所として、職場として、会社としての“らしさ”を作っていくのだと思います。
一山越えて、またまた、こみこみの“これから先”のことが益々楽しみになってきました。
2020年11月19日木曜日
「この子、緊張していたんですよ♪」
2020年11月6日金曜日
貧乏揺すりを止める前に
2020年11月5日木曜日
いよいよ始動!宗像の多機能型事業所こみこみ
2020年10月17日土曜日
例年とは違う配慮と工夫で行われた保育園運動会
2020年10月15日木曜日
なぜゲームに向かうのか
2020年10月13日火曜日
“うっかり”を演じながら
2020年10月10日土曜日
人を感じることが出来れば、意欲が沸いてくるもの
2020年10月9日金曜日
告知はしつこいくらいで良い
デイ・ワークセンターこみこみ、利用者募集中です。
これからの学びを考える機会として
昨夜はZOOMで「個別最適な学び勉強会」という学びの機会を頂きました。
感じたことや考えたことを記録代わりに残しておきまduす。
一晩寝かして、少しまとまってきました。
・「集団」の在り方。
日本はまだまだ「作業」「活動」に注目して、「集団への所属感の有無を図る」傾向や風土が根強い気がします。
もう少し“いる”ということに注目しても良いのではないか?という感じが改めてしました。
英語を使うと例えやすいかも。
「doing」よりも「being」。
動きというよりも存在感。
そういうことを大切にして、人同士のつながりを感じながら「過ごす」。
その先に「その子が主体的に」学ぶ機会が創出できるのではないかな?
・教育者あるいは支援者も「集団の一員」
途中でとある映像を見て、そこには大人と子どもが「一緒」に過ごす様子が。
もちろん大人が、一定のリーダーシップを取りつつではあると思いますが、「子どもたち“に”」何かを「させている」のではなく、「子どもたち“と”」何かを通して「過ごしている」というように僕には見えました。
お互いに気づきを得ていく、というイメージかもしれません。
・どれだけ「視点」を持てるか?
主語をどれだけ増やせるか?ということを考えています。
「この子」「あの子」「私」「活動」「時間」…主語を変えていくイメージで、とにかく「視点」を多く持ち、習慣とか前例とかにとらわれず、多様な「考え方」をして、大人は場にいることが大切だと思いました。
だまし絵を眺めるようにして、他に何が見えるかな?みたいなスタンスで、場づくりを心掛けることが必要かと。
・何よりもまずは「楽しい」が必要。
好きこそものの上手なれ。
そもそも学びや学習といったものは何のためにあるのか?
僕個人は「人生を豊かにしていく為」にするものだと考えています。
その「人生の豊かさ」というのはそれこそ多様で、その人自身が選択していくもの。
ただいきなり「あなたはどうしますか?」ということを丸投げしても、迷うばかりだから、初めは「こんな選択肢もあるよ」という提案をして、その先に「こういうのもあるかも」と、その人自身が知っていけるようになれば良いのかも、と思います。
そういう気づきに必要なのが「楽しい」。
その子が自分の人生をワクワクしながら想像していけるくらい「楽しい」学びの機会を。
例え重度の障がいを持っていても、個々の生活や人生を満足感の得られるものにしていく為に健全な「楽しさ」を学習機会に演出していくようなことが必要かもしれません。
学習や学びの根本を忘れずにしていく必要がありそうです。
もっと時間を掛けて、いろいろなものと照らし合わせながら、消化していきたいと思います。
取り急ぎ、記録として書いておきました。
2020年10月6日火曜日
“何をするか?”ではなく“どう考えるか?”
2020年10月3日土曜日
「プールたのしい」「プールたのしい」
先日の記事にも記載した通り、今月から少しずつプール活動を再開していきます。
ようやくレッスンを行えるくらいまでに規制が緩みました。
まだ、他のサークルや教室との兼ね合いで、お休みいただく時間があるものの、保護者の皆さんにご連絡したところ、「楽しみです」「嬉しいです」「待っていました」とお返事を頂けることはとても励みになります。
そんな中、昨日、再開一発目のレッスンを実施しました。
中学生のEちゃん。
お母さんと共にプールに現れた彼女は、とても足軽で、一目で「嬉しそう」というのが分かりました。
いざプールに入ったら、とても落ち着いた様子で、今までやっていたことを一切忘れずに、まるで先週もプールをしたかのように、しなやかに過ごしていました。
バタ足、背泳ぎ、平泳ぎ、クロール、バタフライ…
これらを組み合わせながら、45分くらいの入水時間の間に700メートルも泳いで帰りました。
レッスンを終えて、ロビーで合流すると、彼女はロビーで跳ねながら、お母さんの顔を覗き込むようにして、お話していました。
何を言っているのかな?と思って近づくと「プールたのしい」「プールたのしい」と繰り返し口にしていました。
もう、この姿は感動しました。
本当に再開できてよかったです。
お母さんも彼女の様子を見て、うっすら目に涙を浮かべていました。
僕にとっても長い長い数か月でしたが、きっと彼女にとっても長い長い数か月だったのでしょうね。
本当にお待たせしました。
また楽しみながらお付き合いしていきましょう。
余暇をひろげて、深めていきましょうね。
2020年9月25日金曜日
プール再開します
2020年9月17日木曜日
(もったいない)を脇に置いて
2020年9月16日水曜日
学習サポート中における心理的配慮
2020年9月11日金曜日
少しずつ、でも大きな変化。
話したい、伝えたい、受け止めたい…つながりたい
2020年9月9日水曜日
アピールしなきゃ知って貰えない!という当たり前の事。
2020年9月7日月曜日
「大したことなかった」は結果論。次はどうなるかはまた分からない。
台風10号の被害、この宗像に於いては大したことありませんでした。
「なんだ大したことなかったじゃん」
というように考えている人もいるようです。
でも、それって「今回“は”」なんです。
「今回“も”」大したことなかったのですが、次回は分からないという事を忘れてはいけません。
対策も用心もするに越したことないのです。
あなた自身が何ともなくとも、周囲に危険を及ばせないためにも対策と用心は必要です。
まだまだ台風のシーズンは始まったばかりですし、毎年来るものです。
そもそも日本は地震大国。
加えて近年は、台風や豪雨、暴風などの災害級の天候と気象です。
それらが重なることだってあり得るのです。
「何事もなかったのは今回まで」という心づもりでいないといけません。
神経質に、身動き取れないほどに自身を縛る必要もありませんが、忘れてはいけません。
取り越し苦労、結構ではありませんか。
台風や豪雨…こういう時に必ず「自分だけは大丈夫」と思って安易に様子を見に行く人もいますが、それも「今までは」だという事を忘れてはいけません。
そういう行動で犠牲になる人が少なからずいます。
安易な気持ちで危険を冒すと、周囲も危険にさらします。
訓練をしている消防関係者であったって人間です。
万が一の時に備えて働いている方たちをも危険にさらすのです。
一人一人が自覚と責任ある行動をとることが防災の基本だという事を、この台風が去った今だからこそ今一度考えて見て下さい。
2020年9月5日土曜日
台風10号。未曾有の規模の台風に用心しすぎると言うことはない。
2020年9月4日金曜日
驚きがあっても拒否だけで終わらせない。
相手に寛容さと興味を持たなくては、その先にできあがるのは閉鎖的なものでしかないでしょう?という話。
2020年9月3日木曜日
本当に言いたいことは…?
2020年9月1日火曜日
“一通り”“ある程度”って大変なんだよ、この野郎!的な話
ちょっとした息子の言葉を拾う
僕が生きているのは「生きるべき」ではなく「生きたい」から
2020年8月29日土曜日
職業支援者だからこそ取りやすい手立て
2020年8月28日金曜日
動作の要素を見ていく癖をつける
2020年8月23日日曜日
しりとりを通して見える成長
2020年8月20日木曜日
「ぐるんぱに行きたい」
2020年8月18日火曜日
“流れ”に乗るようにして、これからの在り方を探る
2020年8月10日月曜日
「出来るようになっているでしょう?」
2020年8月8日土曜日
“待つ”って“間を持つ”こと
2020年8月6日木曜日
Amazon欲しいものリスト
浜辺に願いを
2020年7月31日金曜日
よっしゃー!を引き出したくて
2020年7月29日水曜日
鉄棒一歩ずつ
2020年7月25日土曜日
2020年7月17日金曜日
虫取少年の見ているものは?
2020年7月12日日曜日
ゼロ距離も必要だよね
2020年7月4日土曜日
「がんばれ」ってどういうことなのか
昨年度、学校生活になじめたような馴染めなかったような…学校にも行けたり行けなかったり、遅刻したり早退したり…そういうことが目立っていた子です。
休校期間中には、さすがに退屈して「学校にそろそろ行きたい。家ばっかりはつまらない」と言っていました。
一人っ子で兄弟もおらず、両親も共働きで休校期間中は、家に一人になる時間もかなり多かったようです。
それは退屈だったでしょう。
僕との学習を週2日していて、それが「喋れるから楽しい」と後半は言い出していましたから、その退屈加減は相当だったのでしょう。
休校期間が明けて、1か月。
遅刻する日や欠席する日、帰ってきてしまう日…やはり、というか今年度も学校生活は彼ペース。
彼自身も悩んでいるように見えます。
本当は行きたいのに行けない。
「情けなくなる」という言葉さえ出てきます。
先日も、朝、家を出たけれど数分で折り返してきて「行きたくない、そんな気分じゃない」と言って、その日は休んだとのことでした。
そして、それから自分で後悔しています。
この後悔があるからか、周りの大人は「だったら、気持ちが落ち着いたら行けばいいでしょう、まずはあなたのペースで良いから」という立場を取る人が多いようです。
でも彼にとっては「だったら」ということで済む問題でもないようです。
彼の中には「でも…」が強くあるのでしょう。
彼のお母さんからも、彼からもほぼ同じような話が聞かれます。
さて、僕はどういう立場を取るか…
考えた末に僕が彼に向けた言葉は「まぁ、そういうこともあるわな。僕も仕事嫌だな、って思っちゃうことあるし。気持ちか身体かがそれだけくたびれてるんやろ。良いんやない、これまでもずっと話してきてるけれど、ずっと100なんてことはないんだから。100の日も80の日も10の日もあるし。その中で“あなたの生活全体”とか“あなた自身”のバランスを取りながらでいいよ。」と伝えました。
少し彼の眼の色が変わりました。
それまで俯いていた顔が上がりました。
「でも、みんな『がんばれ』っていうよ」と不安そうに返してきました。
「まぁ、それぞれの立場とかあるし、お父さんお母さんにはやっぱり我が子への願い、みたいなものもあるしね。僕も基本的には『きついならしなくていい』という立場はとらないしね『きついならどういうやり方ならできそう?』って尋ねるやろ?それって『どうやったらバランスが取れる?』ってことなんよね」
そういう話をしました。
ここのところずっと鬱屈として、学習もとてもスローペースで、学校から出された英語の宿題プリントも2週間かけて1枚終わらせるというくらいのペースだったのですが、その日はお話の後サクサクと取り組んでいました。
もちろんお喋りも楽しみながら。
「がんばれ」が「求められていることに応える」だと彼は思っていたのかもしれません。
このケースに限らず、大人が子どもに願いを持つこと自体は悪いとは思わないけれど、それがどういう意図で、どういうことなのか、というのが伝わっているかは、たまに確認することは必要なのかもしれません。
2020年7月3日金曜日
ストレッチの効果~体温上昇~
2020年7月2日木曜日
ベクトルが定まり始めた
そして長らくお休みをしていた子どもが学習で戻ってきます。
それから受験を備えた子が2名、回数を増やしたいというお申し出を頂きました。
目一杯プールのレッスンをしていた時期に比べるとまだまだ少なくはありますが、子どもたちとの時間が少しずつ増えてきました。
僕は断然この方が調子が出ます(笑)
なんだかこの数か月、頭が鈍く思い感覚がありました。
頭の働かせ方と、向かうべきことやすべきこととの間でマッチングが上手くいかず、エネルギーのベクトルが定まりませんでしたが、少しずつ、「新しい生活様式」に沿った仕事の仕方やぐるんぱの活動の在り方を見出せるようになってきた気がします。
ギアがようやくかみ合ってきた。
こういうところは不器用で、やたらと時間がかかります。
でも、子どもたちにパワーをもらいながらまた、バリンバリンにエンジンをかけていきたいと思います。
2020年7月1日水曜日
ストレッチのレッスンスタートします
2020年6月28日日曜日
9月末まではプールはお休みです。
2020年5月16日土曜日
いつもと服装が違う、その理由は?
2020年5月5日火曜日
子どもの日2020、AM
今日、子どもの日も僕はお休みをいただきました。
昨夜、息子の晴哉が寝る前に「お父ちゃん、明日もいっぱい面白いことしようね」と声をかけてきました。
「うん、そうだね。一緒に考えて面白いこといっぱいしよう」と約束して就寝。
今朝、永田家の朝は早い。
休みであろうがほとんど変わらない生活リズム。
夜は息子は21時頃には完全就寝(本当はもっと早く寝かせてあげたいけれど^^;)、朝は6時には、だいたい家族全員が起床。
朝「お父ちゃん、昨日さ、面白いことしよう、って言ってなかったっけ?」と晴哉が起きぬけに声をかけてきました。
いつもなら「そうだね、朝ごはん食べたら一緒に考えようか」と少しこちらのエンジンがかかるのを待つところですが、今日は子どもの日。
この日は全力で息子に付き合うことを決めています。
朝イチから頭を巡らせて、面白いことを提案して付き合う事にました。
晴哉も4歳。
体力もグングンついてきて、タフになってきました。
そこで普段は近所で済ませる愛犬の散歩を、車で少し移動して、さつき松原の遊歩道を散歩することに。
晴哉大隊長率いる探検隊になりきり、木々に囲まれた遊歩道を“探検ごっこ”をしながら賑やかに散歩しました。
とても面白かったようで、ニッコニコの晴哉でした。
もう一人の息子、愛犬とわも普段歩くアスファルトとは違う落ち葉でフカフカの散歩道でご機嫌でした。
遊歩道を出て、田んぼの脇を歩いているときも“探検ごっこ”は続きます。
写真のような用水路を見て、大隊長は「この川には、黄色とオレンジの色の魚がいるとよ。見つけたらカッコいいとよ」となり切っていて、二人で釣りをする真似をしました。
2020年5月1日金曜日
レポート課題に取り組む新高1の子の話
2020年4月28日火曜日
何故パチンコ店も自粛する必要があるのか?清掃経験者としてパチンコ店での感染リスクをお伝えします。
2020年4月24日金曜日
筆算というものを通して僕が見ているモノ
2020年4月19日日曜日
透明のマスクを開発出来ませんか?
2020年4月16日木曜日
運送業にも滅菌抗菌の対策を届けて!
ついに保育も縮小
2020年4月11日土曜日
公園も閉鎖へ
本当は、福津市の「なまずの郷」に行く予定でしたが、行ってみたら公園が閉鎖されていました。
一昨日だったと思うのですが、福津市でもコロナウイルスへの感染者が確認されたとのことですので、それを承けての対応かもしれません。
いよいよ身近な公園まで閉鎖です。
子どもたちは過ごす場が減るばかりです。
報道では散歩や軽い運動は大丈夫というようにも言われていますが、それでもなんとしてでも収束に向かわせたいということなのでしょう。
なまずの郷は比較的大きな公園ですので、人も集まります。
仕方がありませんね。
それで近所の小さな公園で遊んで帰ってきました。
息子と遊んだり、庭あそびをしたり…
それはそれで貴重な時間にはなっています。
みなさん、どうぞ気を付けてお過ごしくださいませ。
2020年4月9日木曜日
息子の登園時に感じる子どもへのコロナウイルスの影響
2020年4月7日火曜日
自転車の練習スタート
今日は午前中、普段はプールで関わっている小学校低学年の男の子と、自転車の練習をしました。
弟の方が先に自転車に乗れるようになって、どこかに羨ましさを持っているようです。
割と怖がりさんで、新しいことには、だいたい最初のうちは拒否感を示すみたいです。
それで三輪車やキックボード…そういう遊びを全般的にできずに過ごしてきたみたいです。
自転車も持っていたけれどほとんど乗ったことはなくて…
ペダルをこぐ練習から取り組みました。
最初は上手く前に回せず、反対回しをして空回りを繰り返していました。
僕がハンドルを支え、彼がペダルを漕ぐ。
前に回せたときに合わせて、僕が自転車を押す。
空回りをしたときには止める。
こうして“ペダルを前に回すと自転車が進む”を体験として重ねる方法を、今日は取りました。
徐々に、自転車の進むのと足の動きが一致してきて、“踏み込む感じ”も感覚として掴んできて…
まだまだ手を離れませんが、ペダルをくるくると漕ぎ続けることが出来るようになりました。
少しずつ。
今しか、今だから出来ることをしていきましょう。
2020年4月3日金曜日
憶測と断定の読み分けくらいはしましょう、という話。
忍者修行?
2020年4月2日木曜日
年度始まりを9月に、というくらいの社会の枠組みを作り直す機会なのでは?
肺炎予防のため、重症化させないために歯磨きも忘れずに
その一方で歯磨きについて触れられることが少なく感じています。
口腔内の清潔に保つというのは大切です。
唾液を飲み込む際に、当然口腔内にある細菌類も体内に飲み込んでしまう、ということは起こるのです。
直接コロナウイルスに感染するということもそうですが、免疫力が低下することがそもそも心配なので、他のウイルスや細菌からも身を守ることが必要です。
ですから、そういう意味でも口腔内は清潔にしておきたいものです。
それから咀嚼の弱い人、嚥下の弱い人は、食べ物や唾液を誤嚥ということもすることが多くなります。
高齢者や乳幼児なんかもそうかもしれません。
誤嚥した際に、口腔内の細菌類も一緒に気管に入ると、いわゆる誤嚥性肺炎になるわけです。
それだけでなく、睡眠中にも唾液が気管に流れるということが起こり得るのです。
この唾液に細菌類が含まれていても同じです。
うがいと共に歯磨きも丁寧にして口腔内を清潔に保つように心がけましょう。
特に面倒くさがる子どもたちについては、ご家族で見守って、守ってあげてください。
2020年3月31日火曜日
支援をしていて思う。
Eちゃんと言葉の学習中に思う。
あそびは“なりたい自分”の表現?
今度小学校2年生になる知的障がいと自閉症を持つ男の子と工作をして来ました。
「3時、おやつ」と返ってきたので、3時に合わせて針を描いたら、他の指導員のもとへ行き、午前11時におやつをねだっていました(笑)
事業所の利用を始めてまだ数ヶ月の彼は、彼の持つ特性もあり、他の子と一緒にボードゲームをしたりボール遊びをしたり、というような姿はほとんど見られないのと、やっていても直ぐに離脱してしまうという感じなのですが、今日は1時間以上も他児と並んで工作をしていました。
2020年3月29日日曜日
2020年3月28日土曜日
つばめさんが出来た!~鉄棒の練習2回目~
普段のプールのレッスンで使用している施設がコロナウイルス感染拡大防止のために休館になり、鉄棒の練習に切り替えて関わりを継続しています。
まずは「つばめさん」の獲得、ということから目指してきたわけですが、2回目にしてコレ!
誰がどう見ても「つばめさん」でしょう?
順に、手の添え方、腕の幅、手首の向き、ジャンプの仕方…いろいろと調整をしながら出来るようになりました♪
とっても得意気に「撮った?ママに見せてね」と。
とっても大好きな家族に見てもらいたい、そういう気持ちも彼女の原動力でしょう。
クルリと回れるようになるまではもう少しかかるかもしれませんが、いろんなアプローチを重ねて、彼女の満足そうな嬉しそうな表情を引き出せるような時間を重ねていきたいです。
2020年3月27日金曜日
きょうだいげんか
研究ってすごいなぁ
2020年3月24日火曜日
気持ちが乗らないときの時間の使い方
支援の中にアドラー心理学の勇気づけを取り入れてみる
今日は少しアドラー心理学のことについて。
少し前には、子育てに有効だということで、流行にもなり、書店でも目にする機会が増えた言葉です。
その中でも、僕が支援の中で「確かにな」と納得して取り入れている考え方があります。
それは「勇気づけ」です。
アドラー心理学は「勇気づけ」の心理学とも言われています。
例えばテストの点数のことについて褒めるとなると「〇点取った」という結果について褒めるということになります。
そうすると必然「良い点」が求められてしまいがちです。
この褒めるということももちろん意味を持つことはあります。
特別支援の中でも褒めることの大切さはよく言われます。
ですが、これだけにはしたくないと思っています。
結果だけに着目して、褒める褒めないということに偏ったコミュニケーションでは、「褒めてもらえるかな?」という評価を気にするような不安を育てることになりかねません。
そこで、物事に取り組む過程にも着目したいと思っています。
例えば、同じテストについて子どもとやり取りをするとき、「ここが今回はよく出来ていたよね?もしかしてここの勉強は頑張って練習とかしたんじゃない?」というような回答を作り上げる過程に寄り添うのです。
そうすると点数によらない、子どもの努力を「認める」ということに繋がります。
そうして、「あなたが“ここを練習する”と自分で見つけて練習したというしたことが嬉しい」とこちらの気持ちを伝えるところまで行えると良いのかな、と思います。
点数という結果ではなく、過程に着目することで、「傍にいるよ」「あなたのことを見ているよ」というメッセージにもなります。
こういうことの積み重ねで、子どもたちに「勇気づけ」を行うのです。
人との「一体感」「信頼感」「貢献感」「自己受容」ということを得ていけるのだと思います。
それは、学習場面など限定されるものではなく、様々な困難に向き合ったり克服したりするのに役立ちます。
仮にテストで0点だとしても、「こんなに難しかったのに気づいてあげられなくてごめんね」という寄り添い方も出来るわけです。
そして、次に一緒にどうしていくかということを考えていけるのではないでしょうか?
「出来た」「出来なかった」ということではなく、こちらの気持ちを伝えてみてはいかがですか?
2020年3月22日日曜日
事前告知で子どもも過ごしやすく
発達障がいを持つ人への有効な手立てとして代表的なものです。
事前に伝えて見通しを持たせる、ということで落ち着いて行動を取れたり、達成目標から反れそうになった時に指針を示すことがしやすくなります。
では、どんな場面に使えば良いのか、例を挙げてみたいと思います。
・その日の予定を説明する。
・行動や場面の切り替えのタイミングについて説明をする。
・適切な行動や不適切な行動について説明する。
・急な変更が生じるかもしれない、というような可能性を示す。
というような場面で使うことが多いと思います。
それに加えて、さらにその子の特性に合わせて、必要に応じて絵カードなどのツールと併用して行うとより効果的です。
また、二重告知という使い方も必要なケースもあるかもしれません。
「あと5分で次の活動に移ります」という告知。
それに対して、二重告知は「残り5分になったら『あと5分です』ということをお知らせします」と告知のことを告知しておくという方法です。
子どもによっては、「あと5分」という告知すら唐突であるように感じるかもしれないので、そういう伝え方も必要であることがあります。
具体的な場面をいくつか紹介しましょう。
・買い物で子どもが、予定にないものを欲しかった時にも事前に買い物で買うものを伝えておいて「さっき伝えた中にあったっけ?」という確認の仕方が可能になります。
そうすると「わがままを言わない!」と声を荒げずにやり取りをすることが出来るかもしれません。
・外出の予定があって、雨の場合には内容が変わる可能性がある、という場合にも「晴れたら予定通り。雨なら別の活動(具体的な活動)になるよ」ということは、する方も多いでしょうが、事前告知ですね。
・「タイマーが鳴ったら、次の活動に移るね」ということも事前告知です。
日常的にしている方も多いかと思いますが、手立てとして意識して使うことで、支援の引き出しになっていくことでもありますし、効果も高まります。
なんとなく使うのとは、その効果は全然違うと思います。
、
満足感を得ることを目指したい
2020年3月20日金曜日
コロナウイルス感染者が宗像にも出た!とか騒ぐ前に
2020年3月18日水曜日
着替えについて
寝間着から活動着、活動着から寝間着。
この1日2回の動作で介助が必要であると、ご家庭では1回5分とすれば、日に10分は時間を取られることになります。
ここが自立すれば、毎日10分は親子で「しなくてはならないこと」以外の時間に費やすことが出来、向き合うことが出来ると思うのです。
そこで、着替えという動作を身に着けるために考えたいことをいくつか挙げてみたいと思います。
・腕や足を通しやすい、着替えやすい服を選ぶ
・まずは前と後ろの確認から練習し、それが出来るようになってから表裏の確認を出来るようになることを目指す
・洋服の裾を入れる練習
・ボタンなどの練習や工夫
こういうものを一つずつ確認していくことを目指したいと思いながら普段の支援では取り組んでいます。
そして、本人の練習としては、目で必要なことを確認していくことが必要なので、注目するべきところを伝えて見ることを促します。
次に、手で持つということを促します。
着る順番については、手元が隠れないようにという事には気を付けることが定着するまでは大切かもしれません。
ここまでは比較的大きな動きになります。
それが定着してからいよいよボタンやファスナーという練習になってくるようにすると良いと思っています。
それから着替えの練習をする際の姿勢ですが、最初は座っていていいと思います。
床にペタンと座って着替えて良いと思います。
それから椅子に座って、とか立って、とか必要な姿勢を少しずつ練習をしていくようにしましょう。
一気に欲張っていては出来るものも出来ない可能性が出てきてしまいます。
2020年3月15日日曜日
改めて書字動作について考えてみる
自転車の乗り方を一旦覚えると、出来なかった頃の苦労とか気持ちを忘れてしまうのと同じで、ついつい簡単なことだと思い込んでしまいます。
でも…実はこういう動作の組み合わせです。
・まずは文字を覚えるということが当然必要です。
・目を使って「今ペン先のある場所を確認する」「ペン先がこれから向かう先を確認する」「ペン先の通ってきた道筋を確認する」とことを経て、文字のバランスや書面のバランスを整えていく必要があります。
・ペンを動かすためには、手首や指先の細やかな動きが必要になります。
・姿勢を保持するために、体幹の筋力も必要ですし、利き手の肘から手首にかけての机(などの盤面)への接触部分で身体を支える必要もあります。
・黒板の板書や教科書を写すなどの作業をするときには、目と共に首を動かす必要がありますし、見たものを記憶して写すという作業も加わります。
・あるいは、周囲に絶え間なく流れ続ける音声の中から必要な情報を選び取って、聞き取り、それを書くということが必要な場合もあります。
ざっと大きく括ったとして挙げても、これくらいのことはパッと出てきます。
それらを組み合わせて「書く」ということが出来上がります。
実に多くのものを含んでいます。
「書字が苦手」と言っても、つまずきの内訳は、それぞれだということです。
学習サポートではそういうことを見ながら子どもとの時間を重ねてもいます。
僕と学習をしている子の中には、板書が苦手だとか、筆記をすること自体が苦手だという子も少なくありません。
それぞれつまずきの理由も違います。
なので、そこへのアプローチも違います。
手立てとして考えていくものとしては、一緒に学習する時間や日常生活の中で取り組めるものが中心になりますから、特別な訓練という時間はほとんど取りません。
僕の場合、例えばこういうことについて検討をしていきます。
という、その一部をご紹介してみたいと思います。
・筆記具の選択。
鉛筆か?ペンか?
鉛筆なら濃さは?
ペンなどの太さや握り心地は?
消しゴムの大きさは?硬さなどの持ちやすさは?
筆記具の量は、ペンの本数種類、本人が把握と管理を行えて、使いこなせるか?
・筆記面の検討。
紙の材質で、ペンとの摩擦が変わりますから、「書きやすさ」に直結します。
書くことが大変な子は「書きやすさ」が大切です。
色も例えば「真っ白」で良いのか?まぶしくて…ということもあるかもしれません。
筆記面の面積についても、大きすぎないか?小さすぎないか?ということは考えたいですね。
・書く量と時間の調整。
自由に筆記する時間であれば気にすることもありませんが、授業のように限られた時間で筆記を求められる場合には、書字速度も求められることが多いです。
その為、どこまで本人に書いてもらい、どこからプリントなどで対応するか?あるいは代筆するのか?ということを考える必要があります。
「疲れる」ということを全く排除することもできませんが、軽減することはできないか?ということは考える必要があります。
「書く」ということ自体が目的になることは非常に少ないと思いますので、これは結構大切なように思います。
・ワーキングメモリーの弱い子は、音声の場合は、音声をメモするときの、音声の速度や間も重要ですし、書き写す場合には、元になる情報の書いてある面と筆記面との距離、視線の移動距離やそれに掛る時間も見ていきたいです。
・座りやすさを考える。
「疲れる」ことを軽減して、必要な時間や量書くことに向かえる状況を整えられないか考えることもあります。
椅子の高さや座面や背もたれの固さ、それから足元の感触なども検討材料になることがあります。
こういうことを考えて学習の土台を整えていきたいな、と思います。
そして、「書きやすさ」と共に「表現したい」という意欲も書き立てる工夫をコミュニケーションの中で、ある種の演出を試みます。
「表現したい」「書きたい」という意欲や気持ちが芽生えることが「書く」ということではとても大切だと思います。
それから書写や書道の場合には、伝統についての理解や興味を深めるということも必要かもしれません。
「書字動作」と言っても、目に見えるモノばかりではありません。
書きやすさ、そして読み手の読みやすさ、など書くことの目的まで見据えて、全体像を考えて書字については考えていきたいものです。
例えば鍵盤ハーモニカの練習をするときに見たいところ
その割に、とても難しい楽器だというようにも思います。
実際、つまづいてしまう子が結構います。
僕も子どもの時分には、つまづいてしまいました。
僕の場合には、息を吹くことと指を動かすことを同時にするのが難しかったというタイプです。
そうです。
鍵盤ハーモニカというのは、同時にいくつもの作業をしていかなくてはいけない、高度な楽器です。
それを教えるというか、指導する立場で、「出来る」「出来ない」みたいなジャッジをするだけでなく、「なぜ」出来ないのか?ということを考えなくてはいけません。
あるいは出来ている子たちは、「なぜ」上手くいくのか?を考えなくてはいけないこともあるでしょう。
そこで、少し、比較的着目しやすい点をいくつか挙げて、鍵盤ハーモニカの練習について考えていきます。
鍵盤ハーモニカを弾く姿を思い描いてください。
右手は鍵盤を弾き、左手は管を支え、息を吹き込み、目は鍵盤と指揮者と楽譜を確認して、姿勢は保つ、みたいなことが必要です。
一言で「鍵盤ハーモニカが弾けない」と言っても、つまづきの理由は一人一人違います。
それこそ鍵盤ハーモニカを弾くこと自体は高度な作業なので、そのつまづきの理由を分けて、別に練習をしていく必要があるかもしれません。
運指が上手くいかないのであれば、指先を動かす練習から必要かもしれません。
息を吹くことが苦手であれば、「ふーー」っと息を吹く練習からいるかもしれません。
視線も慌ただしいから、どこを見ればいいんだよ、と細かく、伝える必要があるかもしれません。
そもそも、多動傾向がありじっとしていることが苦手であれば、弾くときの姿勢に配慮がいるかもしれません。
鍵盤ハーモニカを練習する場面を想定したら、周囲の子どもたちも練習していることが考えられますから、聴覚過敏で鳴り響く音が苦手であれば、取り組み自体を考えなくてはいけないかもしれません。
もし、取り組むのであれば耳栓をするだけで、弾けるようになるかもしれません。
あるいは、音楽は楽しい、表現の一つであるということを体感することから必要かもしれません。
本当に、いろんな視点で子どもを見ていく必要があると思います。
2020年3月12日木曜日
鉄棒にチャレンジ
サポートブックを活用して引き継ぎをスムーズに
2020年3月11日水曜日
家の時計は正確に。
子どもたちから励まされて
2020年3月10日火曜日
環境を整えてメリハリをつけられるかもしれない、という話
スケジュール表を眺めることからスタートでOK
その土台になる最初のステップが「生活リズムを整える」ということです。
しかも「その子、その家庭に合った生活リズム」です。
発達に偏りがあるとか特性があるというように表現される子どもたちにとって、一般的に言われる「規則正しい生活」というものが、合っているかどうかというのは分かりません。
あるいは家庭にもあっているかが分かりません。
今の時代多くの家庭で共働きで、夕食や就寝が遅くなる、ということが少なくありません。
そういう家庭に、「規則正しい生活を」とアドバイスしたところで、親も子も急かされている気分になったり、窮屈な思いをしたりして、却って親子関係をギスギスしたものにしかねません。
なので、まずは「その子、その家庭に合った生活リズム」を守ることを目指していただきたいと思います。
ご家庭の中で、継続しやすい、守っていきやすいリズムを考えて、それをもとにリズムを作って見て下さい。
「規則正しい生活」という言葉に振り回される必要はありません。
そもそも生活が、それぞれ違うのですから、一般的に言われる「規則正しい生活」が出来ていないからと言って、保護者は我が身を責める必要はないと僕は思います。
さて、「その子、その家庭に合った生活リズム」を守っていくということを目指したとします。
けれども、特性ある子どもたちの中には、ただただ口頭で言い聞かせるだけでは、こちらの意図することが伝わらなかったり、分からなかったりすることがあります。
「生活リズム」を守っていく上で欠かせなくなるのが時間感覚です。
ですが、そもそも時間は見えない、というものもありますし、時計を用いたとしても、それだけでは理解しづらい場合があります。
それから、過集中傾向のある子どもは、何かに夢中になって時間を忘れてしまうということもあり、時間感覚を身体で覚える、というようなことも困難である場合もあります。
そこで、予定表など視覚的にサポートをしたり、口頭で順序だてて説明したりすることが必要になるのですが、これらの手立てを駆使したからと言って直ぐに出来るようになるとは限りません。
ですから、初めは予定表を眺めるだけでも良いですし、口頭で話をして聞き流すというところからでも構いません。
まずは、そこからです。
「時間」とか「予定」とかそういう概念的なものの存在をなんとなく感じるところからです。
これらが意識の中に芽生えてきたり、意識することに慣れてきたら、一緒に時間の過ごし方とか予定を考えてみると良いです。
そうして、成長と共に徐々に自分で選択をして、計画を立てて、実行に移すということが出来るようになって来ればよいのです。
僕の考え方として、この自分で選択をして、計画を立てて、実行に移すということは、小学校高学年から中学生くらいまでに出来るようになって来ればいいのではないか?というところです。
周囲の子どもたちと比較して焦る必要はありません。
焦らずにじっくりと身に着けて来たら、そのうち、日常的に計画立てて準備をしたりすることが出来るようになってくることもありますから、そういう落とし穴には気を付けながらサポートをしていきたいところです。
先ずは、計画表を見るだけでも良い、そのくらいの気構えで子どもたちと向き合ってみてください。